美しい表示とコスト低減を両立するインセルタッチ
インセルタッチとは?
「インセルタッチ」とは、その名の通り、タッチセンサーを液晶パネル内部に組み込んだ方式です。従来方式では、ディスプレイ上にタッチセンサー用のガラス層を追加していましたが、インセル方式では液晶ガラス基板そのものにセンサーを組み込むことで、構造の一体化を実現しています。この技術により、さまざまな面での改良が可能になりました。 
インセル方式の最大の利点のひとつが、高透過率による高い視認性です。余分なセンサーガラスや接着層を省略できるため、光の透過率が高まり、表示はより明るく、よりクリアになります。結果として、色の再現性や視認性が向上し、画像や文字がくっきりと表示されます。
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インセルタッチの強み
■薄型・軽量設計
全体の厚みを抑え、軽量化を実現できます。製品設計の自由度が高まり、コンパクトな筐体が求められる製品には非常に適しています。
■無駄のないタッチ性能
必要な部分のみにタッチ機能を持たせることで、物理ボタンに近い操作性を実現することも可能です。直感的な操作を提供しながら、フラットで洗練されたインターフェースを構築できます。用途や要望に応じて、サイズ・インターフェース・カスタム仕様など柔軟に対応するケースが多いです。
■構造の簡素化によるコスト低減
部品点数が減り、接着工程も省略できることで、歩留まりが向上し、製造コストの削減にもつながります。設計のシンプルさは、生産効率の向上にも寄与し、製品の価格競争力にも貢献します。
| Item | Specification | Unit |
|---|---|---|
| 最大サイズ | ~6 | インチ |
| 表示セグメント | 最大112 Segment | 個 |
| 96 (24Seg × 4Com) + 16 (Touch key) | ||
| タッチセンサー | 最大16 channel 兼表示 | 個 |
| 動作電圧 | 5 (typ.) | V |
| 動作温度 | -20〜+70 | ℃ |
| 保管温度 | -30〜+80 | ℃ |
まとめ
表示内容があらかじめ決まっている条件下や、タッチ操作が特定の箇所に限定される設計においては、インセルタッチ方式は非常に有効な選択肢となります。ディスプレイの「見た目の美しさ」と「使いやすさ」、そして「製造効率」という三要素を高い次元で両立させるインセルタッチ技術。その可能性は、産業機器や車載製品など幅広い分野に及びます。ぜひ、次のディスプレイ技術を検討する際の一助としてご活用ください。